情報処理学会 第82回全国大会 のオンライン開催で使ったZoomの構成に関する情報をとりいそぎメモ書きレベルで公開します。
Zoom契約
2020年2月21日 Zoomビジネス用アカウント(10ホスト)$199.90/月 (2020/2/21-2020/3/30)
2020年2月26日 40ホストに変更 $496.31 (2020/2/26-2020/3/20)
設定
ユーザの登録
- 契約時にオーナーアカウントを専用のメールアドレスで設定(ユーザ名はYasuo Okabe, 所属IPSJ で登録)、ホストライセンスを付与
- 残り39ライセンスに相当するメールアドレスを研究室のメールサーバに設定
- 各ユーザ名CSVファイルに入れて、Zoomで一括登録リクエスト。各ユーザにホストのライセンスが紐づくように指定
- 届いたユーザ登録用メールについて手作業でユーザ登録(パスワードはあらかじめ乱数で生成しておきコピペ)
- 各ユーザに対応するホストキーを控える(Excelにコピペ)
- 各ユーザのミーティングをスケジュールする権限をオーナーアカウントに付与(必須ではないがオーナーアカウントで一覧できて便利)
ミーティングの設定
- ミーティングをスケジュールする際の設定を「ビデオ:参加者:オフ、参加者をエントリー後にミュート、ホスト前の参加を有効、チャット可、プライベートチャット可、共同ホスト可、画面共有可(全参加者可、他の人が共有している場合に共有開始可)」に変更
- 各ユーザにログインし「3/2から3/7まで0時から24時間の繰り返しミーティング」をスケジュール、対応するミーティングID URLを控える
Zoomの基本機能しか使っておらず、コードは1行も書いていません、と自慢したいところですが、39アカウント分のパスワードを生成するのに1行のshell scriptは書きましたw
実際には
・残り39ライセンスに相当するメールアドレスを研究室のメールサーバに設定
の前に
・各ユーザ名CSVファイルに入れて、Zoomで一括登録リクエスト
をやってしまって、その結果大量にエラーメールを発生させてしまいました。
メールアドレス登録後同じことをやったらユーザ登録のメールが半分くらいしか返って来ず、これはやらかしたなと思ってサポートに連絡してフィルタされているのを解除してもらうのに半日かかりました。
公称参加者3,000人規模の学会をオンライン開催するってどれだけのシステムが必要なのか、と心配されるのですが、情報処理学会全国大会は、各時刻で見ると一教室30人程度が参加しているセッションが30並列くらいで走っているだけで、これはテレビ会議システムとしてはごく当たり前のことで、Zoom社にとっては日常茶飯事のはずです。すなわちシステムとして負荷を心配しなければいけないような要因はありません。
日本教育工学会のオンライン開催の運用メモ
https://cril-shinshu-u.info/archives/1473